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ギル誕

お久しぶりです。
最近めっきり書きものもしなくなってしまって、サイトもブログも放置気味でまずいですね。
早く元気になって原稿漬けになりたいものです。


さて、先日はギルバート先生の誕生日でしたね!
ちゃんしたものは書けませんでしたが、ついったで短い話を即興ですが書きましたので載せておきます。
オズ君と幸せにね!ギルバート先生!

ちなみにオズギルなのかギルオズなのかは曖昧であります。


「おはよう、ギルバート先生」
冬のある朝、出勤してみると自分の席に誰かが座っていた。ほとんど一番乗りに近い時間だったからか、ほかに教師の姿はない。だからといって。
「なにをしているんだ、こんなところで」
少しだけ咎めるような声で尋ねる。そう、生徒が勝手に入って居座っていい場所ではない。
「なにをしてるって。先生を待っていたに決まってるじゃん!」
朝も早いというのにきちんと制服を着て頬を膨らませるオズ君。その仕草に少し心に温かいものがよぎったけれど、けじめはけじめだ。
「こんなところで待っていちゃ駄目だろう」
教師らしく説教を始めようとすると、オズ君はするりと逃げた。
「だって他の場所じゃ、誰かに取られちゃうもん!」
なにを、と問う前に、目の前になにかが突き出された。反射的に受け取ってしまう。
「ギルバート先生、お誕生日おめでとう」
それを耳にして、受け取った小さな箱に視線を落として。やっと思い出した。今日が自分の誕生日だったことに。
「……覚えていてくれたのか」
口から出たのは、そんな間の抜けた言葉だった。にも関わらず、オズ君はきらきらした目でこちらを見つめてきた。
「ねぇ、オレが一番?一番だった?ほかにまだ誰も言われてない?」
とても嬉しそうなその声は、心の中に広がってじんわりと胸を熱くさせた。
「ああ、まだ誰にも言われていない」
答えるとオズ君は、よっしゃ!と子供らしくポーズを決めて喜んだ。
「オレが一番に言いたかったんだ。ギルバート先生におめでとうって」
遅れて胸がどきどきと高鳴ってくる。嬉しくて嬉しくて、ちょっとくすぐったい。
「オズ君、」言おうとした言葉は途中で遮られた。
「じゃ、オレ朝練行くね!勝手に入ってごめんなさい、言いつけないでね!」
そんな言葉だけ残してさっさと走っていってしまう。ぼんやりとそれを見送ってしまって、数秒後に後悔した。お礼も言えていない。
「…オズ君」
誰よりも一番にお祝いしてくれたお礼を、どう返したらいいだろう。
受け取った箱を見つめるうちに、顔が勝手に笑みを作っていた。誰よりも早いおめでとうをくれたオズ君。そのためにどれだけ待っていてくれたのだろう。
腰を下ろした椅子は、その時間を伝えるかのように、まだ十分に温かかった。
【HAPPY BIRTHDAY ギルバート先生!】
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